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水戸黄門出没情報

いや〜、楽しめました。アーメイの日本公演。その熱狂を、皆さんにお伝えしようと思います。

本当に、お誘いを頂いたのも、公演に実際に足を運ぶ事が出来たのも、何かの縁なのではと思ってしまうよ。音楽に貪欲で、アーメイのパワフルなパフォーマンスを生で体感したいという人達が、会場には集まっていて、その人達と同じ空間を共有出来た事は、この上無く素晴らしい事だったんだな、と強く思った次第であります。

では、行きましょうか!はじまりはじまり〜。



アーメイとは、台湾ではその名を知らない人はいない、絶大な支持を得ている歌手。実は台湾の先住民、プユマ族の一員で、アーメイはプユマ族からも讃えられているのだ。

そんなアーメイが来日公演をする事を知ったのは7月の事。中国語カラオケのメンバーの方から知らされたのだった。以前スカパーでドキュメンタリー番組を観て以来、アーメイの存在が気になっていたカオリは、これがチャンスだと思い、チケットを譲って頂き、行く事にした。

当日は気候も穏やかで、アーメイの音楽を堪能するには丁度良い日だった。2時45分に急いで会場の赤坂まで行くと、既にチケットを譲ってくださったメンバーの方と、偶然ご一緒する事になった、これまた中国語カラオケのメンバーの方達と合流。その数、何と5名。雑談をしながら、開場を待つ。それまでの間にも、1名の方と合流。開場時間が迫るにつれて、どんどん会場付近に人が集まる。その集客力からして、アーメイの存在の大きさというのが確認出来た。まさか、ここまで人が集まるなんて!ってね。

そして3時30分、遂に開場。多くの人が会場の赤坂ACTシアターに押し寄せる。物販をチラチラと気にしつつ、スタッフに促されながら階段を降りる。どうやら、まだ中の扉は開いていない様だ。メンバーの方と席の話をしていたら、扉が開き、チケットに書いてある席へと急ぐ。なかなか良い席だった。ほとんどのメンバーの方達とは席がバラバラだったのだが、唯一誘ってくださったメンバーの方と隣の席になった。会場内には、SEとしてアーメイのアルバム、STARが流れている。

しばらくするとSEが止まり、日本語と中国語で開演が促され、客席が暗くなった。

ステージの始まりだ!

バックバンドのメンバーが現れ、セッションをする。セッションが終わると、強烈なイントロが流れ出し、ステージの真ん中にある階段からアーメイ登場!階段を降りながら歌うアーメイに、最初から釘付けになった。

最初の曲から3曲続けてノリノリな音楽で客席に挑戦状を叩き付けるアーメイ。それに答えるかの様に、客席も手を振る。無数のペンライトが、客席を埋める。その光景もまた、カオリは目にした事が無かったので、斬新だった。

そしてMC。アーメイは舞台で鍛えたであろう日本語と、中国語で話す。途中、

ミンナ、スワッテ。

と言ったりと、観客に気を遣う一面も。アーメイ、かなり優しい。そして次はバラードの曲へ。最初の3曲がノリノリなロックだったのに対して、バラードは静かで、観客にアーメイの繊細で伸びやかな歌声を聴かせるのに機能していた様に思う。カオリはもともとアーメイのイメージとしては、ロックな姉ちゃんという感じだったのだけれど、このバラードの曲を聴いて、ロックだけではなくて、バラードも完璧に出来る歌手なんだな〜という印象を持ったのだった。MCをはさんで、次の曲もバラードで、これもまた素敵でした。

日本語で歌います。新曲です。

と言って、新曲、Oneへ。この曲はバラードで、かなり日本語も上手でした。発売が楽しみ。その次は3曲続いて中国語でバラード。濃密な空気が漂ってました。聽海をやってくれて、かなり嬉しかった。あの曲、好きなんだよ。マジで。その後1曲歌ってから、アーメイはステージから姿を消した!どよめく客席。そんな客席をよそに、スクリーンにはアーメイの説明が流れていた。

そして、説明が終わると、アーメイがギターを持って登場。

おっ、何かやってくれるな!

とワクワクして待っていると、アーメイはギターを掻き鳴らしながら歌い始めた!これぞカオリのイメージの中でのアーメイ!想像ではなくて、生で観る事が出来て、感慨深かったよ。カッコイイ。バックバンドのギターの人と楽しそうにギターを弾いていた姿は、しばらく目から離れそうにないな。客席のテンションも最高潮。ロックでガンガンに飛ばす。赤坂ACTシアターが、アーメイの物になった瞬間でもあった。

そしてMC。カオリは中国語を勉強しているんだけど、聴き取れる部分もあれば聴き取れない部分もあったので、もっと勉強せねば!と思ったわけであります。で、アーメイが日本語で

コレカラ、ニホンゴデ、ウタイマス!

と言って歌い始めたのはオーヤンフィフィのLove Is Overだ!まさかここで日本語で歌うとは!サプライズだ〜っ!日本にいるファンの事も考えてくれているんだな、という事が伝わってきて、最高でした。だけどね、この曲だけではなくて、ひばりさんの愛燦々とか、アン・ルイスの曲とかを歌ってくれて、日本で公演をやるとこういったサプライズがあるんだな、と嬉しくなりました。

その後、かなり面白い事が起こりました!アーメイが、

ダレカ、オトコノコ、イマセンカ〜?

と言って、観客の中から男の人を一人、ステージの上に来る様に要求しています。そして、男の人が一人選ばれて、スタッフに腕を掴まれながらステージの上へ。心無しかその男の人、嬉しそうです。アーメイと挨拶を交わすと、その男の人はステージの真ん中にセットされたイスの上に座る様に言われます。そして座ると、アーメイが紐を持ち、それをブンブンと振りかざし、何とその紐で男の人の腕を縛った!何という展開!客席も驚いてたよ。中には爆笑する人も。そしてそのままVictoria's Secretへ。縛られたままの男の人を睨んだり、胸ぐらを掴んだりしながら歌う。恐怖だね。選ばれなくてホッとしたよ。だけど、歌の途中で男の人の腕の紐を解いて、一緒に踊ってたな〜。曲が終わると、客席からは男の人を讃えるコールが。もうね、男の人はヒーローになってたよ。

その後もノリノリな曲が続き、会場がダンスフロアと化していました。カオリもその極上の空間を楽しんだよ。だけど気がつけばラスト。かなり盛り上がっている観客の前から、アーメイはまた姿を消したのでした。止まぬアーメイコール。観客は皆、アーメイを帰そうとはしなかった!そしてまたアーメイ登場。アコースティックギターを抱えてます。そして歌ってくれました〜!弾き語りで歌ってくれたんだけど、アーメイは本当にジャンルを超越して色んな曲を歌うよなーと感心。

MCの後、歌ってくれたのは島唄で、アーメイはあたかも自分が幼い頃から慣れ親しんだ曲を歌うかの様に歌っていて、素敵でした。沖縄の民謡って、アーメイが言うには、台湾の民謡と似ているんだって。だから、沖縄の民謡にも興味がある、という様な事をMCで言っていたっけな。その次は、プユマ族に伝わる民謡を歌ってくれました。一部日本語が混じっていて、台湾と日本が繋がっているんだな、という事を強く感じる事が出来ました。

サイゴノキョクデス。

とアーメイが言った瞬間、観客が

えーっ!

と言ったんだけど、アーメイはそれがツボだったらしく、観客に何度か言わせて楽しんでました。カオリも言ったよ。へへ。

そして歌ったのが代表曲のJi Meiで、皆で合唱。幸せな空気に満ちたまま、終了となりました。

とにかく、贅沢だった。そして、アーメイの音楽を間近で聴く事が出来て、嬉しかったよ。今度はツアーで日本に来て欲しいな。そうなったら、是非ともカオリも参加したい限りでございます。

by ochestraa442 | 2008-09-28 21:38 | music | Comments(0)