さて、カオリが昨日書いた松下洸平さんの音楽について、詳しく書いていこうと思います。
そう、それは去年の9月、カオリは何の気なしにMステを観ていた。そうしたら、注目の俳優・松下洸平、歌手デビュー!と流れてきて、デビュー曲のつよがりを歌い始めた。イントロで良い曲の予感がしたのだけど、歌い始めでビクーッ!と驚き、曲中はずーっと鳥肌と手足、耳、そして脳みその痺れが止まらなかった。この人は本物だ。声も良いし歌も上手だし、そのパフォーマンスを観て、売れっ子だからと安易に歌に手を出している人ではないな、大マジだなと分かった。歌が終わってからも脳内で残響が響く。その後、速攻でApple Musicで検索して、また聴いてしまった。そこでようやく作詞作曲・プロデュースがあの名プロデューサー、松尾潔さんだという事が判明し、どうりで名曲な訳だ!と頷いたし、こんな大物プロデューサーをデビュー曲で起用するとは、やはり熱のいれ様が違う、と分かったんですね〜。カップリング曲も聴いたのだけど、表題曲とはまた違ったテイストで、何とそちらはまさかの!本人の作詞作曲だったんですよ!この時点では、かつてシンガー・ソングライターとしてデビューしていた事は知らなかったから、意外な特技!って思ってたんですよね〜。そんな運命的なシンガーとの遭遇をしたのですが、音楽だけ聴いて情報収集をしていなかったので、年末にリリースになったあなたもテレビで初めて聴いたんです。こちらも冬にピッタリのバラードで、R&Bやバラードがめちゃくちゃ似合う人だな〜、と改めて実感させられました。
それから自分のメンタル的な問題で、趣味を楽しむ気力も余裕も無かったので、情報収集はおろか、あんなに感動していた音楽もあまり聴かなくなっていました。これは他の音楽も然り。廃人みたいになってた。まあ、今も廃人ではあるけれど。
だけど、今年の10月。ふと、そう言えば松下さんって良い曲歌ってたよな、最近はまだ曲出してるかな?と思い、Apple Musicで探してみると、あれから精力的に新曲をリリースしていた事が分かって、聴けていなかった曲を全部聴いた。本人作詞作曲の楽曲が多く、バリエーション豊かな色彩溢れる曲を自ら生み出していた。正直、洋楽の洗礼を受けてからというもの、日本の音楽でロックバンド以外の音楽は正直ピンと来なくなっていて、全然と言って良い程聴いていなかったし、地上波の音楽番組を観ていても、洋楽の方が面白いのにな〜、って思っていた。だけど、今回は久し振りにロック以外の日本の音楽で良い物を聴いた!って心から思えた。しかもだ。11月23日にファーストアルバムが発売になる事が分かったので、これは当日にダウンロードするしかない!と、楽しみが出来た。
そして待ちに待った11月23日。アルバムの項目を開き、再生マークをタップする。アップテンポで多幸感溢れるサウンドのWay You Areが聴き手を鼓舞したかと思えば、本人の最初のデビュー当時から今までの苦労の道のりを歌ったパーソナルなBETあり、カオリが最初にテレビで聴いて痺れた再デビュー曲つよがりやあなたあり、躍動感あるエレキギターのサウンドが印象的な、エモーショナルかつ物語性のあるKISSあり、まるでドラマのワンシーンを切り取ったかの様な世界観が印象的なエンドレスあり、ピアノをフィーチャーしたスケール感のある切ないバラード体温あり、そして明るく、明日への活力になりそうな前向きなMusic Wonderで、心地よく終わる。アルバム全体を通して、カラフルで、音楽のバリエーションが豊富で、センスが良く、退屈しない、贅沢な作りになってる。このアルバムは、音楽好きも頷く作りになっていると思うし、普段音楽はあまり聴かないよ〜っていう人も聴き易いと思う。あと、本当に歌が上手。エネルギッシュでもあり、力の抜き方も絶妙。そして、ポップな曲から繊細な曲まで、それぞれの曲の質感にフィットした歌い方が出来るのが、やはり凄いと思う。どうして隠してた!と言いたい。
こんなに良いアルバムなので、ダウンロードだけでなくてCDでも欲しくなっている。歌詞カードもあるしね。いや〜、良い音楽を聴けて、本当に良かった!2000年代前半の、日本のR&Bが好きな人はチェックすべき!懐かしくも、きちんと今のサウンド。オススメですぞ!
# by ochestraa442 | 2022-12-02 03:57 | music | Comments(0)