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北朝鮮の指導者

北朝鮮の金正日総書記が死んだ。死因には暗殺説だの急死だの言われているが、どうやら心筋梗塞だったらしい。

やはりこう政治情勢が公になりづらい独裁主義国家のトップの死だけあって、情報が錯綜するのも致し方ないだろう。金正日がどこでどの様にどう死んだのかさえ、明確なソースが無いのだから。更に言うと、真実を隠蔽し、捏造する事によって、更に金正日を神格化しようとしている思惑も受け取れる。

あと、まさかこんなにも突然に指導者の死が訪れるとは、思いも寄らなかった。悲しいという訳では勿論無いけど、まだ権力の座に着いて17年しか経っていないし、これからどんな暴挙に出るのかと傍観する側としては目が離せない状況だったから。ここ数年、重病説が出ていて、もうすぐ死ぬのではないかなんて言われていたけど、こんなに急に死ぬとは、誰が予測出来ただろう。

やはり北朝鮮のメディアはプロパガンダ一色だ。金正日の亡骸を前に泣き崩れる国民の姿ばかりが映し出されている。平壌の市民もまた、広場の前でそれはもうすさまじい勢いで泣き、わめき、倒れる。嗚呼、指導者が死ぬとこんなにも狂気じみた報道が成されるんだな、と流れて来る映像を観ながら思った。

それから、後継者問題。突然の金正日の死だったので、これからあの三男がどう国を仕切って行くのかが気になる。まだ28歳だし、若いし、指導者としてもまだ未熟な事は言うまでもない。しかも、親からまだ正式に仕事を受け継いでいなかったのでは、とも思える。仮にそうだとしたら、只でさえ傾きかけている国家が崩壊するのは時間の問題だ。三男のサポートとして、軍の最高司令部だとか親戚だとかがいるという話だけど、しばらくは三男はその様なベテランの言いなりとして、操り人形として動いていくのではないかな、と推測する。いわばアイドル的な存在になるのではないか、と。

謎のベールに包まれた国家、北朝鮮。金正日亡き後、国際社会にどう働きかけていくのだろうか。

by ochestraa442 | 2011-12-22 11:10 | politics | Comments(0)