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Remembering Michael

世界のポップスター、マイケルが亡くなってから2週間近くが経った。

私が最初にマイケルの訃報を知ったのは、家のリビングでテレビを観ていた時だった。その時は何の気無しにCNNにテレビ局を切り替えたのだが、そこに映っていたのはMichael Jackson died at 50という文字と、マイケルのミュージック・ビデオだった。その時、何が起こったのか分からなかった。マイケルが亡くなったとは思えなかった。嘘だとさえ思った。しかしリポーターの表情や、番組の司会者の悲しさに満ち溢れた表情と声に、どうやらマイケルは本当に亡くなったのだ、と思った。

マイケルはあまりにも有名だったため、私はずっと前からマイケルの存在を知っていたし、曲やダンスの秀逸さも知っていた。しかし、数多のスキャンダルにより、私はCDを聴いたり、ファンになったりという所までいかなかった。おかしな行動をする意味不明なポップスターだというイメージが、私の脳の中に充満していたのだった。

私の中で印象的なマイケルの行動はやはりネバーランドを作った事で、そこに多くの子供達を呼び寄せ、気の向くままに遊ばせていた姿だった。後から知ったんだけど、マイケルはずっと子供心を持っている事を理想としていて、ピーターパンに出て来る、住人は一生子供のままでいられるというネバーランドが、その自らの理想とシンクロする部分があり、それを何とかこの世界で作る事は出来ないかと思い、ネバーランドを作ったそうだ。そしてマイケルは、ネバーランドで、自らの持つ子供心を満たしていたのだろう。

あと、マイケルが亡くなってから、色んな所でマイケルの曲を聴くのだけれど、特にWe Are The Worldにおいて、私はマイケルのずっと子供でいたい、そういう強い思いが曲の中に現れているのではないか、と感じたのだった。それ以外の曲にも、マイケルの子供心だったり、純粋さが滲み出ている様な気がする。

そして、何と言っても、自分の近くにいる子供達と友達として長い時間過ごしていたという話がある。プロデューサーや音楽仲間等、大人とももちろん交友関係はあったと言われているが、私はそれと同時に子供と友達として関わる事も大事にしていたのだろう、と考えた。実際、マイケルは多くの子供と同じ目線に立って交流し、そんな子供との交流から色んなインスピレーションを受けたとテレビのインタビューで語っていた。

こういった点から考えて、マイケルはコドナだったのではないかと、私は思う。何時でも音楽に対して真摯で、純粋だったのだと。そして、歌手として、パフォーマーとして、柔軟性に富んでいたのは、コドナだったからなのだと。いや、コドナだったからこそ、多くの仕事を成し得たのだろうと、そう思います。

それにしても、追悼集会でのマイケルの娘さんのスピーチに、家族愛を強く感じました。感動したよ。マイケルは自分の子供達を大事にしていた、良いお父さんだったんだな、と思いました。

音楽家として、パフォーマーとして、そしてポップ・アイコンとして、マイケルは本当に素晴らしい"逸材"だったのではないでしょうか。

Michael, Rest In Peace! Your legend still live in our memories.

by ochestraa442 | 2009-07-14 18:36 | music | Comments(0)